使い方
本サイトでは、法務省が2023年1月から公開している登記所備付地図データを視覚化するためのビューアを無料でご利用いただけます。
使い方は簡単です。以下のどちらかの方法でデータを読み込むだけです。
- データファイルのページからデータを読み込む
- 自分でデータを準備し、ビューアにドラッグ&ドロップする
地番は拡大してゆくと表示されます。また、筆をクリックすると詳しい属性を確認できます。
表示中の公図の地番はリストから選択できます。また印刷やGeoJSON保存も可能です。
Tipsにも便利な機能を説明しております。
以下の動画では、データファイルを読み込んで印刷するまでの方法をご紹介しています。
※ 本サイトのご利用にあたっては、こちらの内容を事前にご確認ください。
データファイルを読み込む
データは、自分で準備しなくても本サイトから読み込むこともできます。
データファイルのページを開き、「都道府県」と「市区町村」を順に選択すると、データファイルの一覧が表示されるので、リンクをクリックするとビューアが開き自動的にそのファイルが読み込まれます。
自分でデータを準備する方法
公開されている登記所備付地図データをデータとして利用します。こちらの方法で市区町村ごとに無料でダウンロードできます。
❶データをダウンロードしたら、❷解凍します。
するとフォルダに連番が付いたZIPファイルが展開されます。❸そのフォルダから1つZIPファイルを選んで、❹ビューアにドラッグ&ドロップして読み込ませます。
読み込みが完了すると公図が表示されます。
❷で展開されたZIPファイルは「市区町村コード-登記所コード-連番.zip
」のようにファイル名が定義されています。このZIPファイルをビューアにドラッグ&ドロップすると公図が表示されます。以下のリンクからサンプル(東京都中野区中野4〜6丁目のZIPファイル)をダウンロードできるので試してみましょう。
操作の基本
以下の2つの操作で、地番と筆の属性を確認できます。
- 拡大してゆくと地番が表示されます。
- 筆をクリックすると詳細な属性情報を確認できます。
選択した筆をもう一度クリックすると選択を解除できます。
地番を検索する
1つのZIPファイルには多いもので10,000以上の筆が含まれています。そこから特定の地番を探すのは大変です。そんな時は地番リストをご利用ください。
右上のテキストボックスをクリックすると全ての地番のリストが表示されるので、探している地番を選択します。するとその地番の場所に画面が移動します。
地番リストは絞り込み検索ができます。例えば、「123」と入力すれば、「5丁目123」「6丁目123」のように地番に「123」を含む項目に絞り込めます。
印刷する
表示している図面をそのままブラウザで印刷できます。
左上の[印刷ボタン] にマウスをのせると「A4たて」などのレイアウトの種類が表示されます。どれか選択するとブラウザの印刷ウィンドウが表示され印刷できます。
[注意事項]
- あくまでも公開されている地図データを印刷する機能です。法務局の証明書の替わりになるものではありません。
- ブラウザを利用した簡易的な印刷機能です。縮尺等の精度が要求される用途には適していません。
- PC上のGoogle ChromeとMicrosoft Edgeの最新版で動作を確認しています。他のブラウザでは、レイアウトなどが正常に動作しないことがあります。
ワンポイント
カラー/白黒 切替ボタン( )で「白黒」に切り替えて印刷することもできます。GeoJSON形式で保存する
一般的なGISソフトで読み込み可能なGeoJSON形式でファイルを保存できます。
公共座標系の地図データをGeoJSON形式で保存すれば、QGISなどのGISソフトで背景地図(地理院タイル等)と重ね合わせて表示できます。
[注意事項]
- 座標データは変換しないでそのままの値で保存します。QGISのように地理座標系(緯度経度)に変換できるソフトでご利用ください。
- デジタル庁のコンバータで作成したファイルとは同じになりません。公共座標系でも緯度経度へ変換していないなど以下の3つの相違点があります。
デジタル庁のコンバータとの相違点
- 緯度経度への変換の有無 デジタル庁のコンバータとは異なり、公共座標系のデータであっても「XYの平面直交座標系」から「緯度経度の地理座標系」に変換しません。
- 代表点の緯度経度 デジタル庁のコンバータと同様に「代表点緯度」と「代表点経度」を計算して書き込みますが、異なる計算ロジックを用いているので同じ値になりません。
- 筆の属性 筆の属性には、デジタル庁のコンバータで書き込まれる項目以外に、「地図種類」と「地図分類」を追加しています。